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2月19日 (日)

プログラム

抄録




病院の外へ~地域包括ケアの要になるために~

「孫子」
知彼知己百戰不殆(彼と己をよく知るなら、どんな戦いにもほとんど破れる心配はないだろう)
病院総合療専門医の目指すべき医師像に「全人的医療を実践するマインドを持って診療でき、地域包括ケアの要としてコミュニティとつながり、患者やその家族の生涯やそれをとりまく地域を見据えた病院診療を実現することができる。」とあります。地域包括ケアの要となるには、患者中心で構成される地域包括ケアにおいて、病院以外の場所で行われる生活・介護・医療の現場を知り、経験することが大切だと私たちは考えています。獨協医科大学総合診療科とさつきホームクリニックでは2018年より「知彼知己:彼(患者・家族・地域)と己(医師、多職種連携)をよく知ること」を目標とし提携を結び、実際に病院総合診療医が在宅医療の現場に立ち、地域を知る活動を行っています。開始から4年経過し、「知彼」を経験した病院総合医が感じた「病院外の生活・介護・医療、病院での診断学と在宅の診断学アプローチの違い、多職種連携」について、各々が病院総合医としてどう学び成長しているかを語ってもらいます。人生の物語の一部である病気において、EBMからNBM、通院・入院医療から在宅医療へのシームレスな医療に大きな役割を担う病院総合医・家庭医の育成についてさつきホームクリニック理事長・在宅医療連合学会評議員の月永洋介先生、獨協医科大学総合診療科教授・日本病院総合診療医学会理事の志水太郎先生、そしてゲストスピーカーとして日本プライマリケア連合学会理事長の草場鉄周先生を交え、それぞれの知見から語ってもらいます。
 病院総合診療医の活躍に必要な「病院医療と在宅医療の違い」「地域包括ケアの要となる病院総合医・家庭医の育成」「魅力的な専門研修プログラムとは」について考えてみましょう。

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