症例検討から学ぶ診断推論戦略 by JUGLER (Vol.6)
日本病院総合診療医学会学術総会でお馴染みの「症例検討から学ぶ診断推論戦略」、Vol.6として登場します。
現代の病院総合診療医には、あらゆる症候・疾患に対する最新の医学知識に基づいた思考力と行動力が求められます。さらには、診断困難な症例では戦略的思考を駆使して最適解を追求し、弾力性の高い医療を提供できる必要があります。
病院総合診療医が身につけるべき診断推論戦略には、Dual process theory(DPT:二重プロセス理論)、Semantic Qualifier(SQ:セマンティッククオリファイアー)、ラテラル・アプローチ、Pivot and Cluster Strategy(PCS:ピボットアンドクラスター)、解剖学的アプローチ、病態生理学的アプローチなど、様々なアプローチがあります。これらの診断推論戦略を、日々の臨床現場で実践できるスキルへと昇華するための場として、症例検討会は絶好の機会となります。
本セッションでは、大学での診療・教育実践をベースとした診断推論戦略の経験に長けたJUGLER(Japan University General Medicine Leadership and Education Roundtable)が担当します。セッションでは若手病院総合診療医によるケースプレゼンテーションと、JUGLERメンバーがそのケースに対峙した時にどのように診断推論戦略を駆使して診断に迫るのかをリアルタイムディスカッション形式で進行します。また、参加者からの視点での思考プロセスも適宜募集し、双方向な学びの場を目指します。
エキスパート達のリアルタイムでの診断推論のプロセスにおける着眼点と戦略を、そのスピード感とともに共有し、インタラクティブな学びの場になれば幸いです。若手医師から熟練医まで奮ってご参加ください。