病院総合診療医が悩む問題のPros and Cons – 病棟での「食べられない」を考える
本セッションは「質の高い病棟診療ワーキンググループ」のメンバーでお送りいたします。今回は病院総合診療医に悩ましい問題である、入院患者の「食べられない」をテーマとします。「食べられない」患者を診療する機会は多いですが、その答えがないことも多く、医療者同士で意見が分かれることは少なくありません。
・「食べられない」の何割で器質的な疾患は見つかるのか?・「食べられない」をどこまで精査するのか?・嚥下評価や嚥下リハビリテーションは全患者に実施すべきか?
・退院させれば患者は「食べられる」ようになるのか?
・高齢者の「食べられない」は寿命なのか?
本セッションでは入院患者の「食べられない」について症例ベースに考えていき、お互いの考え方や悩みを共有していきます。そして、当メンバーより「食べられない」に関連した既存のエビデンスや考え方を共有します。最後に、まだ解き明かされていない臨床疑問を複数提示し、その研究手法について検討していきます。
入院患者の「食べられない」に悩む、多くの皆さまのご参加をお待ちしています。このセッションを通じて、皆さまの診療の質の向上に役立ち、新たな研究が生まれることになれば大変嬉しく思います。専攻医、研修医、医学生の参加も大歓迎です。