若手の論文執筆経験者が紐解く診断への迫り方!
今回, 我々は, 「症例報告と診断」に関するセッションを行います. 総合診療領域では学会発表から論文になっているのは3.8%しかなく, 症例報告に限定すればさらに少ないとされています. これまでに, 学会発表から論文執筆へのつなげるためのTips, 執筆した論文がPublishされるためのTips, 画像論文執筆のためのTipsなどが紹介されてきました. その中でも, 実際に症例報告を執筆するためには, 診断に迫る過程と次の症例に活かすための教訓的メッセージをどのようにまとめるかが重要です. 本セッションでは, 英文症例報告の掲載経験のある若手部会員が, 病歴, 身体診察, 検査所見, 画像所見から診断に迫った自身の経験症例を提示し, それぞれの症例の概要, 診断のKey Point, 論文化のためにつけたプレミアについて解説していきます.