フィジカルの原点が診断に生きる!身体所見に名を残すレジェンドたちの技とその起源
診断は「なぜ?」を追求する学問とも言え、問診・身体診察の技術を研ぎ澄ますことが診断力に繋がります。すなわち当たり前を疑い、徹底的に吟味することこそ真の専門家と言えるのではないでしょうか。皆さんは、普段当たり前のように取っている所見についてなぜを追求したことはあるでしょうか?虫垂炎における圧痛点で有名なマックバーニーとは誰か?なぜその所見が今に残るのか考えたことがあるでしょうか。診察所見の原点を知ることは、最新のエビデンスを患者に適応していいのかを吟味するために原著論文を辿る作業とも似ています。この企画は、約130年前にウィリアム・オスラーが行っていた“歴史クラブ”になぞらえ、語り手から身体所見の起源を紹介し、3人で議論(鼎談)するなかで「なぜを追求することの楽しさをお伝えできればと思います。