生活習慣病対策・がん早期発見
残念ながら、日本ではエビデンスに基づく予防医療が患者さんに提供されている割合が少ない。また、適切な予防医療に関する医師の知識は不十分である。結果、外来や病棟で予防医療が提供できる機会を逃している。一方で、日本でも生活習慣病対策・がん早期発見に予防接種等を加えたエビデンスに基づく世界最良の予防医療の実践は十分可能である。USPSTFやACIP等のエビデンスに基づいたガイドラインにそって、推奨する予防医療の具体的項目を解説する(肺炎球菌・インフルエンザ・帯状疱疹・破傷風・B型肝炎・HPV・新型コロナウイルスワクチン、大腸がん・胃がん・乳がん・子宮頸がん・肺がんの検診、高血圧・高脂血症・糖尿病・喫煙・骨粗鬆症・転倒予防・腹部大動脈瘤・STI・うつ病のスクリーニング等から、時間の都合上内容を抜粋してお届けする)。参加者が個々の患者さんに必要な予防医療を提供できることを目標とする。長年大好評なセッションを改変し、2023年版にアップデートし、インタラクティブにお届けする。