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2月19日 (日)

プログラム

抄録





「VUCA(ブーカ)の時代」の資産形成と人生100年のライフプランニング


 現代は、非常に不確実性の高い時代に直面している。記憶に新しい為替の状況でいえば32年ぶりの円安、この他経済やビジネス以外でも、ウクライナでの戦争等の地政学的リスク・新型コロナウイルスの流行・異常気象・台風地震等の災害、予測不可能な事象が次々に起こっている。
これを、「VUCA(ブーカ)の時代」と言われているが、先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態の事を意味している。このような中でも現役医師の方々が資産形成を行っていく目的や必要性、確実な手法について、再確認をしていく必要がある。
金融商品を含めて資産形成の方法は、本当に多種多様になってきているが、何の為に、いくら、いつまでに必要になるかの観点を明確にして実行をしている方々は本当に少ない。金融商品にはリスクがつきものである為ライフイベントに合わせたリスク許容度で資産形成を行う必要がある。その為には、現役医師の皆様の各々のゴールベースにあわせたプランニング立案が必要である。「勤務医」か「開業医」の選択、住宅購入、ご子息の教育、そしてその後のリタイアメントプラン等、不確実性の高い部分もあるが、これを実行して資産形成を行うか否かで、その安全性は大いに異なる。
但し、ライフプランは冒頭述べたように現代社会の変化やご自身の環境等で、常に変化をしていくのも事実である。10年前に作成をしたプラン通りに生活が出来ている方を見つける事の方が難しいと言える。つまり、状況の変化に対応出来るような、基礎的な金融リテラシーを身につける事、そしてそれをサポートしていく信頼できる専門家と継続的に対話をしていく必要があると言える。今回のセミナーでは、その具体策のヒントについてご案内する予定である。
医師の皆様がこれからの長い人生を謳歌していくために、早い段階でライフプランニングを実施することを推奨する。なぜなら、プランを改善していく重要な要因は時間軸である。時を取り戻せる人は残念ながらいない。だからこそ時間を大切に使う必要がある。

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