女性ホスピタリストの働き方・強みを考える
女性医師が入院診療の質を向上させるという研究結果が代表するように女性医師の重要性は近年ますます高まっている。最近では、本邦から外科手術についても手術成績で性別による差がないことも示された。医学部入学者に占める女性の割合は増加傾向にある一方で、女性の病院総合診療医はまだ少なく、病院総合診療医を目指したい女性医師にとっての身近なロールモデルも少ないことから将来に不安を抱いたままの研修医や専攻医も存在する。また、女性医師のライフイベントに合わせて柔軟に対応できるプログラムや環境形成が求められる。
本セッションでは3つの年代ごとに女性の病院総合診療医としての働き方、強みについて事前に設定した調査項目を元にディスカッションを行う。これから病院総合診療医を目指す女性医師のロールモデルを示し、どのようにキャリアを形成できるか、強みは何かを提示する。安心して女性医師が病院総合診療医を目指していくために必要なサポートやを明確にし、働きやすい環境づくりや病院総合診療医を目指す若手女性医師の増加のきっかけになることを目標とするセッションである。